卒制展での違い

卒制展での違い

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ロイヤルアカデミーの卒制展でびっくりしたのは、受付にプライスリストが用意されていて、学生の作品を販売していたこと。しかも、かなりの数が売約済み。

 

ロイヤルアカデミースクールは、イギリスで一番古い美術学校で、ファインアート科ひとつのみ、1学年17人で3年制の、大学院修士課程に相当する学校です。東京で言う銀座みたいな、一等地、ピカデリーサーカスに位置し、メインは美術館になっていて、その裏に、学校はひっそりと存在します。

元々は王立だったが、今は完全に私立です。というのも、美術館の入場料と、基金や個人のパトロンなどから支援を受けていて、一切国の援助をもらっていない。個人で寄付をするRAフレンズという会員になれる。美術館にはおしゃれでゴージャスなカフェ、バーが併設されていて、RAフレンズや、寄付してくれている関係者のために特別な空間が用意されている。美術館にはきらきらしたマダムや紳士が、いつもたくさんいらっしゃる。

一般的なロンドンの美大の授業料は、多摩美、武蔵美よりも高いくらいなのに対し、ロイヤルアカデミーの授業料はなんと無料。それゆえ毎年、何百人の受験者が集まってくる。

ロイヤルアカデミーに通ってるんですと言うと皆がはぁ〜ってなるような、それこそネームバリューがものすごい力を発揮する。日本でいう芸大みたいな感じ。

 

卒制展の話に戻ります。

学生の作品売るのがロンドンの美大で普通なのかと思ったら、そうではないらしい。ロイヤルアカデミーが特殊なんだそうだ。

まず、上流階級の方達がたくさん見に来る環境にある。

また、「ロイヤルアカデミー」で作品買うことにステータスを感じてるのだと思われる。

 

先日の卒制展で、一人のマダムが受付に来て言ったそうな。

マダム「あの絵が欲しいの!私の友達が買った、あれが欲しいの!」

学生「同じ作品はないんです、別の作品でしたらありますが」

マダム「あの絵と同じのが欲しいの!」

 

作品を買っていった別のマダムが、友達に見せびらかすんですね。家でパーティする文化があるから、そうやって絵を飾って、購買連鎖反応を起こすようです。

こうやって絵が売れていくことが普通になされていることは、日本ではなかなか難しいのでびっくりしました。

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Went to Wales

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ウェールズに旅行しました。
イギリスは4つの国から成る連合国で、ウェールズもそのひとつ、国です。
言語も異なり、ウェールズ語というのがあり、英語よりも歴史が古いんだそうな。いまではウェールズ語を話す人口が減ってきていて、中心地ではみんな英語で話してる。学校に行くときに、英語しか話さない学校に行くか、ウェールズ語を話す学校に行くか、選ぶんだそう。
ウェールズは資源採掘が盛んだったので、いろんなところにその形跡が見られる。今はもう中国から持ってきた方が安いので全部ストップしたそう。
スレートという石(薄く加工できるので屋根なんかに使う)を採掘していたところに行きました。スレートのいらない部分を堆積させて、巨大な山になってた。
すごく奇妙なのは、広大な自然の中に、同時に、巨大な人工的な跡があること。とてもとても綺麗で美しい風景だと感じるのだけど、同時に悲しいというか、不思議な気持ちになった。

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